理事長あいさつ

 本田記念財団は、財団法人霞ヶ浦水質浄化推進振興財団(1992年設立)を名称変更し2012年8月発足いたしました。さらに2013年4月に公益財団法人に移行しました。当時の霞ケ浦は、生活排水や工場排水、畜産排水や鯉養殖、また田畑や市街地から雨水に伴う汚染負荷の流入など水質は汚染汚濁が激しい状態でした。遊泳は勿論のこと魚の生息すら危ぶまれておりました。もう一度遊泳ができ、白魚をはじめ多くの魚が生息できる「きれいな霞ケ浦を取り戻そう」と財団が設立されました。

 水は、あらゆる生き物にとって、欠くことのできない重要な資源です。霞ケ浦をはじめとした県内湖沼等の水は、生活用水、農業用水、工業用水として幅広く利用されております。私たちの生活に欠かせない水資源を守るためにも、汚染水を流入させないことが水質浄化への一番近道なのです。流域はもとより県内の若い世代の水質浄化に対する意識の高揚を図ることが水質浄化につながるものと考えています。

 一方で、私たちの社会生活に目を向けたとき、スポーツ基本法の前文では「スポーツは、心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進、精神的な充足感の獲得、自律心その他の精神の涵養等のために個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動であり、今日、国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠のもの」と示されています。当財団もこのような国の戦略を踏まえ、スポーツを通して青少年の健全育成、県民の心身の健全な発展に積極的に貢献していきたいと考えています。

 今後も、「持続可能な未来のために 今できることを!」を当財団のスローガンとして、霞ケ浦や県内湖沼等の水質浄化を願い、その思いを次世代につなげる活動に対する支援、並びに人々が生涯にわたりスポーツに親しみ、楽しむことができるよう普及振興を図り、明るく豊かな活力ある社会生活の実現に資する団体等の活動に対する支援を推進してまいります。

理事長 本 田 理